ホームページのメンテナンスって必要なの?

ホームページ制作会社にホームページを依頼して公開した後、「何もしていない」という方も多いかと思います。基本的にはメンテナンスは行った方がよいですが、ホームページのプラットフォームや状況によっても、メンテナンスの有無や、どれくらいの頻度でメンテナンスが必要になるかが変わってきます。

まずは、パターンによる違いを見てみましょう。

この記事は「2020年11月26日」に書かれた記事です

  1. 静的ホームページ(htmlと言われるファイルをアップロードしてホームページを掲載している)
  2. WordPress(現在、広く使われているCMS。管理画面からログインして更新ができる)
  3. MoavbleType(現在は導入時にライセンスが必要なCMS)
  4. PowerCMS(MovableTypeの兄弟というようなもの)
  5. そのほか、ショッピングモール・ショップサービスを利用したサイトなど。

1.静的ホームページ(htmlと言われるファイルをアップロードしてホームページを掲載している)の場合

現在は下記の理由から「静的サイト」と呼ばれるホームページの形は少なくなってきました。

  • HTMLの知識はないが自社で更新したい

ひと昔前は、HTMLを操作できるソフトをパソコンにインストールして更新する方も、いらっしゃったのですが、今では手軽に更新などを行えるCMSが浸透しているため「静的サイト」を利用している方は少なくなりました。

静的サイトの場合、ホームページの構築内容にも異なりますが

  • ほぼメンテナンスは必要ありません。
  • サーバーの仕様が変更になった場合も影響を受けないことが多いです。
全く必要がないわけではありません。静的サイトの中でも一部お問い合わせフォームやカート機能など、エンドユーザー(利用者)側から何かしらのアクションを起こせるような仕組みが入っている場合は、サーバーの仕様変更などによっては動作しなくなる可能性もあります。

2.Wordpress(現在、広く使われているCMS。管理画面からログインして更新ができる)の場合

WordPressで制作したホームページの場合、基本的にメンテナンスが必要です。理由は、Wordpresのシステム自体が頻繁にバージョンアップ(アップデート)を行うためです。

バージョンアップ(アップデート)には、

  • メジャーアップデート
  • マイナーアップデート

と呼ばれる2種類のアップデートがあります。

メジャーアップデート

WordPressのバージョンは「5.3」「5.4」などのように表記されますが、最初の「5」の部分が、たとえば「6」になることをメジャーアップデートとよびます。

例:wordpress「4.6」→「5.0」
  wordpress「5.5」→「6.0」

マイナーアップデート

WordPressのバージョン「5.3」「5.4」などの表記のうち、5.「3」や5.「4」の部分が、「4」や「5」になることです。

例:wordpress「4.6」→「4.7」
  wordpress「5.5」→「5.6」

マイナーアップデートは、自動的に行われますが、メジャーアップデートは自分でアップデートする必要があります。管理画面から、ぽちっとクリックしてアップデートすることができますが、気軽に押してしまうと画面が真っ白になってしまう、などの不具合が起こることもあるので注意が必要です。

プラグインのアップデート

WordPressの場合は「プラグイン」と呼ばれるシステムを強化していくアプリケーションを使いますが、このプラグインにもアップデートがかかります。基本的には本体がアップデートされると、それに追随してアップデートがかかることが多いです。プラグインのアップデーも自動では行われないため、アップデート作業が必要になります。

こちらも気軽にアップデートすると動かなくなってしまったなどの不具合が生じることがあります。アップデート時には元に戻せるようにバックアップを取得したり、不具合が出ないかのなどの事前確認が必要となります。

そんな不具合が出るなら、アップデートしないで放置しよう。
と思う方もいるかと思います。確かに、やり過ごせないこともないのですがアップデートしない場合、セキュリティの脆弱性を突かれることまたがあります。放置するとホームページを改ざんされたりすることがあります。

また、サーバーの仕様が変更になった際にwordpressのバージョンをアップデートしようとしても、最新バージョンとかなりかけ離れていて、アップデートが一筋縄でいかないこともあります。こういったことを防ぐには、小まめにアップデートなどを行いながらホームページをメンテナンスしていくことをお勧めします。

3.MoavbleType(現在は導入時にライセンスが必要なCMS)

4.PowerCMS(MovableTypeの兄弟というようなもの)の場合

HTML形式でページが書き出されるためシステムに障害が起きた時も、ホームページの閲覧には影響が出にくいというメリットがあります。大規模なホームページの場合、閲覧時の負荷がWordpressよりもかからないなどの理由もあり、有料ながら現在でも根強いファンのいる日本のCMSです。

WordPressよりも攻撃を受けにくいといわれていますが、セキュリティの強化するためにはメンテナンスを行った方がよいです。

MovableTypeやPowerCMSの大きなバージョンアップの際には、アップグレード費用がかかることがあります。

5.そのほか、ショッピングモール・ショップサービスを利用したサイトなどの場合

ショッピングモールなどの場合はメンテナンスはショッピングモール側で行います。
基本的には利用者側は何もしないことも多いですが、システム変更に伴いショップ部分に仕様の変更があった場合は、自分たちで変更するという作業が発生することもあります

余談ですが・・・

現在、PHPと呼ばれる仕組みの5系バージョンの廃止が進んでいます。近々サーバーによっては、PHP7.1、7.2などもサポート終了となります。PHPはWordpressでも使用している仕組みのため、何年も前にホームページを作ったままになっているという場合、気をつけた方がよいでしょう

たとえば、PHP5を使っている場合、wordpressのバージョンもそれなりに古いものを使ってます。サーバー側も期間を設けて対応を促してしますが、対応期間を過ぎるとPHP5からPHP7に自動的にアップデートが行われるサーバーもあります。

wordpressのバージョンによってはPHP7系で動作しません。ある日気がついたら、ホームページが閲覧できなくなっていた! ということもありますので、早めに対応することをおすすめします。

 

松江ブログ(M2エムツー)

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