ホームページ制作MATSUTE BLOG

この記事は「2020年12月09日」に書かれた記事です

ホームページ制作会社にいると時々「ホームページが消えちゃった」と連絡が来ます。
消えてしまった！　何が起きたんだ！　と慌てて最優先で原因を探ります。

大抵の場合、原因は下記の４点です。

1. ドメイン契約の更新忘れ
2. サーバー契約の更新忘れ
3. SSL（有料）の更新忘れ
4. サーバーの不具合
5. そのほかの閲覧できなくなるケース

1．ドメイン契約の更新忘れ
2．サーバー契約の更新忘れ
3．SSL（有料）更新忘れ

ドメインの更新やサーバー、SSL（有料）の更新を忘れてしまい、契約期間の期限が切れてホームページが表示されなくなる、ということは一定の割合で起こります。

ドメインやサーバーを自社で管理する場合は、契約の期限が切れないよう忘れずに更新しましょう。いずれのサービスも、契約の自動更新（期限が来ると自動的に登録しているカードなどから引き落とす制度）を導入しているところが多いので、利用しておくとこの問題は回避できます。

詳しくは「7-35 ドメインやサーバーの管理を怠ると大変なことになる！?」をご覧ください。

４．サーバーの不具合

めったに起こることはありませんが、困ってしまうのは、４のサーバーの不具合によりホームページが閲覧できないときです。多くのお客さんが誤解していることが

ホームページ制作会社＝ホームページのことを全部管理している

と思っている点です。
つまり、サーバーの不具合もホームページ制作会社が原因と思われてしまうことです。
でもこれ実は大きな誤解です。

サーバー会社が１つのサービスとしてホームページ制作をしていることはありますが、ホームページ制作会社が独自のサーバーを準備して提供していることはほぼありません。ホームページ制作会社は、サーバー会社から場所と土地を借りて、そこにホームページという家を立てている建築会社のようなものです。

連絡があれば原因を探りますが、「どうやらサーバーの不具合のようだな」と判明した場合、ホームページ制作会社に手出しできることありません。できることがあるとすれば、サーバー会社に連絡を取るくらいで、取ったとしてもいつサーバーの不具合が解消されるかは、じっと待つしかないのです。

借りているサーバーによっては、バックアップサーバーにホームページのコピーをおいておき、不測の事態の際に、そちらを動かすというプランもあります。大手企業のホームページの場合は、1つのサーバーに不具合が出ても、スタンバっていた代打のホームページを表示させるという手段をとっていることもありますが、一般の会社や店舗のホームページでは費用がかかるためそこまではやりません。

ホームページ制作会社に「どうにかして」と懇願されても、サーバー由来の不具合はどうにも手が出せないのです。

5．その他の閲覧できなくなるケース

１～４のほか、サーバーの仕様の変更が行われたことにより、不具合が発生するケースもあります。

こちらも頻繁に起こることではないのですが、何年かに一度大きな仕様変更があり、利用しているホームページのシステムをそのサーバーの新仕様にあわせないとホームページが見られなくなることがあります。これも「仕様が変わるなんて聞いてない、どうにかしてくれ」といわれても、サーバーの仕様の変更はどうにもできません。

契約時にこの先こんな仕様の変更がありますということを予測できないことの方が多いですし、仕様の変更はサーバー会社によるものため、ホームページ制作会社の過失などでもありません。ホームページ制作会社にできることは、その仕様変更に伴いホームページの仕様を変更して、問題なく閲覧できるように改修することだけです。

wordpressのアップデート

WordPressを使っていて、何気なくWordpressやプラグインをアップデートしてしまい、ホームページが真っ白になって見られなくなることもなくはありません。主な原因は、wordpressと使用しているプラグインとの相性です。また、アップデートした内容がサーバーの仕様に合っていないこともあります。

この時、バックアップを取得していれば元に戻すことができますが、バックアップを取得していない場合、内容によっては大変なことになります。wordpressやプラグインをアップデートするときは、必ずバックアップを取得してから行いましょう。