ラーメンやで追加注文した餃子が無料になることはありません

ホームページ制作には「材料費」というイメージがないためかもしれませんが、「ついでにこれも」という方がいらっしゃいます。もちろん、ある程度はサービスで対応することもありますが、びっくりするようなこともあります。

実際にあった、これはさすがに・・・というケースをご紹介します。

この記事は「2020年12月04日」に書かれた記事です

ケース1
ホームページ(パソコン版)を制作するついでに、スマートフォンのサイトも一緒にお願いします。

ひと昔前、こんなことがありました。
今でもパソコンとスマートフォンと同じ内容を使うんだから、スマートフォンの制作費は安くなるでしょ。と言われることもあります。

お客さんにはどこに費用がかかるかわかりませんので、そう言われても仕方がないのですが、同じ内容を使っていても作業が飛躍的になくなるというわけではありません。デザインによってはパソコン版と同じ、またはそれ以上に作業時間がかかるケースもあります。

テンプレート(テーマ)を使ったホームページ制作の場合は、すでにパソコンとスマートフォンの表示が設定されているので、金額がわかることはほとんどありません。

ケース2
全部で10ページくらいかな、というお話で蓋を開けたら、1ページが10ページほどのボリュームがあるケース

たとえば、1ページの制作費用がだいたいこれくらいの金額です、と設定されている場合、同じ1ページでもボリュームにばらつきがあります。1ページがどれくらいと説明してなければ致し方のないことですが、1ページのボリューム10ページに相当する量の時は、さすがに驚きました。

私の勤めているところではA4 1枚分きっちりではカウントしませんが、最近は「印刷A41ページ程度」と設定をしているところも増えています。

ページのボリュームが多くなれば、それだけ手数が増えます。文章を流し込むだけであれば、さほど問題はありませんが、A4 1ページ分をデザインするのと A4 7ページ分をデザインするのとでは、作業時間が変わってくることは、お分かりいただけるかと思います。

かなりざっくりですが、2つのケースを見てきました。
ホームページ制作は「材料費」というものが目に見えて存在しないため、費用感がわかりにくいです。もちろん必要な材料に当たる部分もありますが、費用の多くが技術料に相当する部分と思います。

言ってみてやってくれたらラッキーという程度の感覚で「これもお願いできますか」と聞かれれる分には、「これはこういう理由で費用がかかります」と説明するとわかってくれるのですが、「そのくらいやってよ」と逆ギレされてしまうと、とてもつらいです。

ラーメン屋さんでラーメンを注文して、ついでに「餃子もお願い」といって、餃子が無料になることがないように、(※サービスとしてはじめから提供しているのであれば別です)、何か一つ注文したときには「費用がかかる」という気持ちで、依頼してもらえるとよいかと思います。

驚

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