デザイン性とユーザビリティ(利便性)どちらが大切?

結論から言うと、どちらも大切です。
ただし、ホームページのコンセプトにより、どちらをより大切にするかは変わってきます。
どういう点で変わってくるのか、ざっくり見てみましょう。

この記事は「2020年10月25日」に書かれた記事です

  1. デザイン性を重視するケース
  2. ユーザビリティ(利便性)を重視するケース

デザイン性とユーザビリティ(利便性)のどちらもいい方が良いに決まっているのですが、可能な限りこの2つを共存させようとすれば、制作費用は高くなっていきます。あらゆるデバイス、あらゆる環境に合わせ、見栄え、画像を提供しようすればするほど、制作にかかる時間が大幅に変わってくるからです。

大手のホームページ制作会社に依頼する場合は、数百万~数千万円という規模になることが多いので、上記の対応が必須ということもあるかと思いますが、小さなホームページ制作会社に依頼した場合、予算に限りがあることの方が多いため、どのデバイス、どの環境でも、すべて完璧にしてください。というのはかなり厳しいです。

では、どちらかを優先避けなければならなくなったとき、
どのように判断すればよいのでしょうか。

1.デザイン性を大切にするケース

アパレル、化粧品、自動車メーカーなど、イメージが先行する業種の場合は、デザイン性が重視されることが多いです。視覚から入ってくる情報が重要なため、写真を大きく使ったトップページや、動画を使ったトップページなども多くなります。

トップページ以外のページ(下位ページ)についても、デザイン性が重視され、写真など視覚的要素がふんだんに盛り込まれます。

またデザイン性を重視している場合、ここ何年か動きが活発になる傾向があります。
スクロールするたびに、画像が横から出現したり、下から湧き上がってきたり、文字が交互にあらわれてくる、という動きもたくさんあります。

何この動き、見たことない!
という新しい印象のホームページが主力になります。
技術的にも必要になる技術が増えて行くため、費用は高くなる傾向にあります。

2.ユーザビリティ(利便性)を重視するケース

企業のホームページや情報を提供するホームページの場合、トップページのファーストビュー(ページを開いたときに見える画面)のイメージを重要視することはありますが、それ以外の部分については、ユーザビリティを重視することが多いです。

たとえば、病院のホームページなど、イメージ先行ではなく、情報をきちんと素早く、正確に伝えることに重きをおいている場合など、ユーザビリティを重視します。

ユーザビリティ重視だからといって、デザインが悪いわけではありませんが、デザイン性重視のホームページよりも、動きや見た目の斬新さは少なくなります。デザイン性を捨てているわけではなく、ユーザビリティ寄りの表現方法を重視しているためです。

また、ショップ系のサイトの場合、商品を販売するため、イメージ先行な部分もありますが、カートに入れる動作や、ページの移動がスムーズに行えないと、購入に影響が出てきてしまうこともあります。

ページの読み込みスピード

デザインを重視するにしても、ユーザビリティ(利便性)を重視するにしても、ホームページにアクセスして、画面が表示されるまでの時間は大切です。

パソコンで閲覧しているときは、それほど表示が遅いと感じないホームページでも、スマートフォンではかなり表示速度が遅いということもあります。このページ表示速度は、3秒かかれば、50%の人が離脱するといわれています。5秒もかかればもうアウトです。

制作側はその読み込みスピードをなんとか短くしようと努力しますが、デザインやデータ等によっては、思うような読み込みスピードを維持できないことになります。そんなときは、この仕様を変更するだけで、読み込みスピードが速くなることもあります

もし、この動きをこちらに変えた方が、読み込みスピードが速くなりますという相談があった場合、デザイン性を重視するか、ユーザビリティを重視するか、お客さんの判断となります。自社のサイトが、どちらを重視すべきなのか、考えて判断することが大切です。

真

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