小さなホームページ制作会社のディレクターになったら

もしも、あなたが制作畑を経験せずに、小さなホームページ制作会社のディレクターとしての道を歩き始めるとしたら、それはかなり険しい道のりになると覚悟しておきましょう。

え? そんなに大変なの

と思いますよね、実際ものすごく大変です。一体、何が大変なのか。小さなホームページ制作会社のディレクターに必要なスキルを、見てみましょう。

この記事は「2020年10月15日」に書かれた記事です

1-4 大手と小さなホームページ制作会社のスタッフの構成の違い」で見てきたように、小さなホームページ制作会社の場合、業務を兼業しています。そのため、ディレクターにはあらゆる知識が必要になります。

技術的なこと

  • サーバー周りのコト
  • メール関連のコト
  • SEOのこと
  • ホームページのプラットフォーム関連のコト
  • ホームページ制作でできること、できないこと
  • 新しい技術
  • 現在、主流になっているホームページの形態などなど

これはごく一部ですが、お客さんからは、いろいろな質問があります。
そのため知識を幅広く持っていることが必要です。お客さんが質問されたときに、答えられないと、なかなか信頼関係を築きにくいです。

コミュニケーション能力

お客さんからは様々な要望があります。

新人さんに多いのが、信頼を得ようという気持ちから、お客さんの要望を100%かなえようとすることです。また、技術面の知識が薄いことと、その技術にどれくらいの予算が必要かわからず、安請け合いしてしまったり、いわれてもいないのにサービスしてしまったりということがあります。

結果的に、過剰サービスとなり、
全く採算の取れないホームページ制作になることがあります。

上記のように頑張って要望を聞き入れ、それをそっくりそのまま、制作担当に投げるとどうなるでしょうか。

え? なんで、そんな無理な仕事引き受けたの?
自分のアピールより、仕事覚えてよ

と制作するスタッフから怪訝な顔をされます。

1から教えてくれていないのにできるはずがない。と思うかもしれませんが、すべてを教えている時間などありません。なぜなら、小さなホームページ制作会社では、十年後の戦力ではなく、即戦力を求めていることが多いからです。つまり、教えてもらうことよりも、自分自身で習得することの方がはるかに多いのです。

だったら、大手のディレクター新人としてディレクターを勉強したのち、小さなホームページ制作会社に転職しよう。と思っていたとしたら注意が必要です。

小さなホームページ制作会社では、大手のホームページ制作のやり方が通用しないということも多いです。なぜなら、予算規模も異なれば、社内の体制も違うからです。ただ知識はたくさん仕入れられるはずなので、そこを生かして、あとは自分のやり方を押し通すことなく、柔軟に小さなホームページ制作会社のやり方を吸収していけば、うまくいくかもしれません。

小さなホームページ制作会社のディレクターには、お役さんと製作スタッフの間に立ち、仕事をしやすく、気持ちよくできる環境に整え、ホームページの納品まで対応していくことが求められます。

そのほかにも必要なことはたくさんありますが、すべてをこの記事でかき切れないため、全体を通して、こういうことが必要なのかと一例にしてもらえればと思います。

松江ブログ(M2エムツー)

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