新しい技術をなかなか取り入れられない現実

小さい会社に限ったことではないかもしれませんが、わりと小さなホームページ制作会社に多いのでは? と思うことが、新しい技術を制作に取り入れていくのが難しいという現実です。

このツールを使った方が早いし、便利なのに

と思った経験ありませんか?

この記事は「2020年11月18日」に書かれた記事です

新しい技術を取り入れるのが難しい理由

  • 時間がない
  • 今までのやり方に慣れている
  • 今までのやり方でもさほど問題がでない
  • 新しい技術を使う方が大変な案件がある
  • 複数人で作業することが少ない
  • CSSやhtmlなど、共通化されていない
  • 会社の大号令がかからない

メリットがあるとわかっていても、なかなか導入できないのが現実。これ、新しい技術を学んだ新人さんにとっては辛い現実ですよね。一番良いのは会社全体で取り組むという方法なのですが、繁忙期や個人個人の抱えている案件の納期などによっても、取り入れた方がいいと思っていても一斉導入に踏み切れないということがあります。

新しい技術を使う方が大変な案件がある

そもそも新しい技術を取り入れるほどの大きな案件ではないものもあります。1から制作するのであれば新しい技術で制作するということもできますが、昔の形で制作したものの更新をする場合など、途中から技術変更することが難しいこともあります。

そうなると、こっちは新しい技術、こっちは古い技術となり煩雑にあると踏み出せないということがあります。慣れた習慣を変えるのは、かなりの勢いが必要です。

複数人で作業することが少ない

1-4 大手と小さなホームページ制作会社のスタッフの構成の違い」でみたように、小さいホームページ制作会社の場合、1つ案件を最初から最後まで一人のスタッフが担当することも多いです。誰かが途中から参加してくるという意識もないので、自分が一番作りやすいルールで制作してしまうという側面があります。

CSSやhtmlなど、共通化されていない

  • 一斉に入社してきた
  • 同じ勉強方法で勉強した
  • 書き方のルール完全に決まっている

という前提があれば、新しいツールを取り入れるのも難しくありません。

しかし、ホームページを作り始めた年も違えば、覚えた方法も異なり、会社で特に命名規則などを決めていない場合は「今から統一します」「了解です」というのはなかなか厳しいものがあります。とはゆえ、スタッフによってルールが異なると、ほかのスタッフの案件を行う時にわかりにくいため、できればルール化しておきたいところではあります。

会社の大号令がかからない

そもそも大号令をかけるべきはずの人が忙しく、大号令を発することができないということもあります。スタッフが全員声をかけてあって自主的に新しいものを取り入れていく社風であればよいですが、そうでない場合は、余程のことがない限り難しいでしょう。

こんなことでさえ統一されていないという例をあげると。
多くの人がコードを書くときにインデントを使用しますが、私はこのインデントが苦手です。通常はわかりやすくするためインデントを付けますが、個人的にはインデントされているとわかりにくく、ついつい詰めてしまいます。ただ、それだと、ほかのスタッフが見た時にわからなくなってしまうため、今は控えめにインデントを使うようにしています。

※こういう人が一人でもいると、大号令でもないと導入できないんですよね。

悲

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