映画(1)三谷幸喜氏の作品の中で一番好きな映画

三谷幸喜氏といえば、舞台、テレビ、映画と面白い作品は数知れず。テレビで言えば、「やっぱり猫が好き」「振り返れば奴がいる」「警部補・古畑任三郎」「NHK大河ドラマ 新選組」のほか、昨年の「真田丸」、ほかにも名の知れた作品がずらりとある。今回は、三谷幸喜氏の映画シリーズで私の一番好きな作品をご紹介。

記事掲載日:2017.01.23(この記事は 2019.06.15に修正されました)

好きな作品の発表の前に、まずは三谷氏の映画作品の一部をご紹介。

  • ラヂオの時間(1997年、原作・脚本・監督)
  • みんなのいえ(2001年、脚本・監督)
  • THE 有頂天ホテル(2006年、脚本・監督)
  • ザ・マジックアワー(2008年、脚本・監督)
  • ステキな金縛り(2011年、脚本・監督)
  • 清須会議(2013年、原作・脚本・監督)
  • ギャラクシー街道(2015年、脚本・監督)

特に三谷幸喜氏の大ファンというわけではないのだが、映画はすべて見ている。
この一覧はあえて出していないが、私が三谷幸喜氏の作品の中で一番好きな映画は『12人の優しい日本人(1991年、原作・脚本)』だ。もともとは舞台で上演していたものを映画化した作品で、実はこの作品にはさらに元がある(後述)。

12人の優しい日本人

話がネタバレしないように説明すると、まだ日本で裁判員制度が導入される前の話。

設定は陪審員の相談する部屋一室。ラストまでほぼ場面転換なし。元妻が夫を殺害した事件で、集められた12人の陪審員が「有罪」か「無罪」かの判決をするというもの。

なんだそんな話と思うかもしれないが、集められた12人は性別も年齢も職業もバラバラ。判決を下すまでのやりとりやストーリーが面白い。何より途中から盛り上がりを見せ、終わったときにものすごく、すっきりする。

この映画を最初に見たのは、もう20年以上前だ。

夜中のテレビで映画が放送されていた時に、たまたま見た。その時の衝撃というか、笑いは半端ではなかった。まだ三谷幸喜氏の映画などがバンバン出てくる前で、正直名前も知らなかった。

一回目を観た5、6年後、再びテレビで放送され、「あ、この映画やるんだ」ともう一度見た。
時がたっていたことも手伝ったのか、やはり笑える。ストーリーも覚えているのに面白い。今度はしっかりビデオに録画し、それから数回ほど見た。何度もみても面白く、見終わったあとのすっきり感がいい。

数年前、また見たくなりDVDはないのかと探したら、デジタルリマスター版が出ていた。

12人の優しい日本人

引用:Amazon 「12人の優しい日本人

せっかくなので、まだ見たことのない元になっている映画『12人の怒れる男』と共に購入した。

12人の怒れる男

引用:Amazon 「12人の怒れる男

まずは『12人の優しい日本人』を観、そのあと『12人の怒れる男』を観た。
喜劇かと思っていたら、元の映画は大真面目。陪審員に選ばれた人々が適当に「無罪」「有罪」を決めてしまうなかで、ヘンリー・フォンダ演じる8番陪審員だけが「考えましょう」と呼びかける。話の大筋は同じだが、全体の印象は全く別もの。見終わってスッキリするのはどちらも一緒。

レンタルでもかりらえると思うので、もし気になった人がいたらどうぞ。
また観たくなってきた。(※面白には個人差があるのでご容赦。)

松江ブログ(M2エムツー)

HOME > CATEGORY LIST > つぶやき隊 > 日常生活のちょっとした話 > 映画(1)三谷幸喜氏の作品の中で一番好きな映画

ページトップへ