ホームページ制作MATSUTE BLOG

この記事は「2020年10月23日」に書かれた記事です

繁忙期に頼まない方がいい理由

1. 依頼主側の繁忙期の場合
2. 制作会社の繁忙期の場合

1．依頼主側の繁忙期の場合

ホームページは依頼すれば出来上がると思ってしまいますが、制作を依頼したあとも

• 仕様の確定
• デザインの選定
• 各種ページ作成の原稿準備
• 確認作業

など、いろいろなやりとりがあり、なかなか手放しでは完成しません。
自社の繁忙期や、店舗オープン前にホームページ制作を依頼した場合、ホームページの確認などに手が回らなくなることも多いです。

もし、そのすべてをホームページ制作会社がやってくれるとしても個人的には、すべてを制作会社に依頼することはおすすめしません。制作会社が手を抜くわけではありませんが、最終的に出来上がったときに、思い描いていたものとずれてしまっていたり、使い勝手がやや悪くなってしまったり、ということが起きる可能性が出てきます。

それでは、ホームページの制作にはどれくらいの期間を見ておけばよいのでしょうか。

ホームページの規模にもよりますが、最低３カ月は見ておいた方がよいでしょう。
３カ月！　と思うかもしれませんが、（制作会社によっては同業者でも短いと思う会社と、長いと思う会社とあると思います）、ホームページの納期（完成）は規模等に比例するため、それよりも短いこともありますし、また、規模が大きくなれば、１年の制作期間を要することもあります。

最短３週間で完成！　というホームページ制作も見かけますが、その多くはテンプレート（テーマ）を使ったサイトになります。「7-19 本当にテンプレート（テーマ）のホームページでいいですか？」（近日公開予定）

繁忙期のタイミングでしか作れない場合

依頼主側であるお客さんの繁忙期や決算前、お店の開店前などの場合、準備が片手間になってしまうため、ホームページを依頼するタイミングとしては、少し時間に余裕がある時に依頼することをおすすめしますが、このタイミングでしか作れないという場合は、あれこれと詰め込まない方がよいかと思います。

実際、いろんなことを詰め込んだ結果、ホームページの公開が、予定していたよりも遅れるということはあります。「7-26 ホームページを作るときには、はじめから機能を詰め込まない方がいい（近日公開予定）」

2. 制作会社の繁忙期の場合

ホームページ制作会社の得意とする業種などによっても、繁忙期は変わってくると思いますが、繁忙期と呼ばれる時期は、受注できる最大限の制作を行っている状態です。

繁忙期だからといって、適当に作るということは決してありませんが、基本的な制作になってしまう可能性はあります。

基本的な制作とは

仕様に沿ったホームページ制作です。

仕様に沿っているんだからいいんじゃないの。と思いますよね。
確かに、繁忙期だからと言って手を抜いたり、欠陥があるホームページになるというわけでは決してありません。きちんと動作しますし、見た目も要望に沿ったものが出来上がります。

ただ、制作スタッフからすると、繁忙期は最初の仕様よりもよりよい動きを見つけた際に、プラスアルファの要素を工夫できません。これは制作会社や制作スタッフによっても変わってくるかもしれませんが、私の場合は、時間に余裕があれば、発注時に決めた仕様に沿った制作のみを行うのではなく、新たにみつけた仕様に変更を申し出ることもあります。仕様の変更はしないというのが原則ですが、よりよくなるのであれば、と提案することもあります。ホームページが出来上がり、お客さんが運用していくにあたって、比較的楽に運用できるようにしたい、という思いがあるからです。

しかし、繁忙期の場合、たとえそう思っていたとしても、現実に変更できるだけの時間がありません。最初の仕様に沿って、進めるしかできなくなってしまいます。

繁忙期って、そんなに時間がないの？　工夫すれば時間を作り出せるでしょ？
と思うかもしれませんが、繁忙期の忙しさはかなりなものです。
残業と休日出勤を繰り返してもぎりぎり終わるか、終わらないか、という時もあります。

1. 依頼主側の繁忙期の場合
2. 制作会社の繁忙期の場合

いずれの理由だとしても、もし時間的に余裕があるのであれば、どちらの繁忙期も避けて依頼した方が、よりよいホームページができる可能性はぐっと高くなるかと思います。