ホームページ制作MATSUTE BLOG

この記事は「2020年10月17日」に書かれた記事です

1．どのような目的で作るのか

• ネットで販売できるオンラインショップを作りたい
• お店の紹介をするページを作りたい
• 会社の業務案内などを掲載したい
• 求人サイトを作りたい

ホームページを作りたいという理由は、人によって異なります。

今どきホームページを持っていないと、という理由で作るのであれば、お勧めしません。「7-1 そのホームページ、本当に作った方がいいですか？」で書いたように、閲覧する人はそれほどいない、作っただけのホームページが出来上がってしまいます。

もちろん、紹介した人だけがホームページを名刺代わりに見てくれればいい、ということであれば、それもアリです。その場合の目的は「名刺代わりにしたい」ということが目的になります。

わかりきっていることじゃないか、と思うかもしれませんが、依頼をされた制作側には、お客さんの頭の中は覗けませんので、「目的」を共有しておく必要があります。

目的は何ですか？　という問いに「いや、今はみんなが持っているから」と答え、整理整頓して目的などをしっかり形にしれくれる制作会社であればよいですが、そうでない場合、こういうページを作りたいと目的を明確にしておかないと、ぼんやりとしたホームページが出来上がってしまいます。

2．どのようなホームページを作りたいのか

ホームページを作りたいというお客さんに「どんなイメージが決まっていますか」と確認すると「イメージはまったく決まってなくて、何をしたらいいのかも、よくわからない」と答える方は案外いらっしゃいます。

ホームページを作ったことがないのですから、それも当然です。
相談を受けて、どのようなホームページを作りたいか、確認していく仕事が制作会社の仕事でもありますが、うまくつかめなかった場合、なんか違うなぁという方向に進んでいってしまうことが「ない」とは言えません。

頭の中を共有することは、なかなか難しい作業です。
そんなときに便利なのは、すでにあるホームページを参考にすることです。

こういうイメージのホームページを作りたいと、同業種のサイトや、そのほかのサイトで気に入っているホームページがあれば、URL（ホームページのアドレス）を共有することで、ある程度のイメージを共有することができます。

また依頼するホームページ制作会社の実績などを見て、
掲載されているホームページと似たイメージと伝えるのもよいでしょう。

注意する点としては、漠然とこのホームページがいいと伝えてしまうと

• ホームページのデザインを気に入っているのか
• 色合いを気に入っているのか
• コンテンツの構成が同じなのか
• ページの導線や動きが好きなのか

どこを参考にしたいのかがわかりません。
参考のホームページを見つけた場合は、たとえば

• デザインはこのホームページが気に入っています。
• 色は会社（店舗など）のイメージカラーを使いたいです

など少しだけでも、具体的に伝えると話がスムーズになります。

もちろん、ホームページのイメージを用意していなかったとしても、ホームページ制作会社の方で、イメージを共有するために、それぞれの会社で準備してくれますが、はじめに用意しておいた方が、ホームページ制作会社との話が1歩進んだところから始められます。

3．予算はどれくらいかけられるか

ホームページの制作費は、依頼するホームページ制作会社によって変わってきます。要望をすべて伝えて、いくらかかってもいい。ということであればよいのですが、そういうわけにはいかないのが現実です。

「こういうことをしたいのですが、できますか？」と聞かれることがありますが、大抵のことは「できます」。ただ、この「できます」は、予算をいくらかけてもよければ、という意味合いを含んでいます。

予算は潤沢にあります
と答えるとなんか余計に費用を取られそうだな、という場合
予算感をつたえずに、やりたいこと、こうしたいということを伝えた上で、見積もりをとり、その後、費用内に収まるよう、やりたいことを縮小するという、方法もあります。

ただし、予算度外視で見積もりを取ったあと、本来の費用感まで作業を削っていくと、思った以上に要望がかなえられないということもでてきて、なんだかガックリしてしまうことも事実です。

ホームページ制作にかかる費用は目には見えにくいです。

• こんなこと簡単だろう、と思っているところに費用がかかったり、
• これは難しいですよね？　ということがスムーズにできたり、

ホームページ制作を実際に行っていないと判断が難しいところも結構あります。

建設業者や飲食店のように、建築資材や材料費に当たる部分もありますが、多くは通常のお店と三ツ星レストラン、普通の建築士と一級建築士の違いのように、材料よりも技術的な費用に予算がかかることがあることが多いです。

つまり、お金がないとすべての要望はすべてかなえられないということ？
と思うかもしれませんが、要望のすべてが予算内に収まらないということでもありません。要望が増えた時に、予算に収まらないことがでてくる、ということなので、はじめから諦める必要もありません。
ただ、予算を増額しても要望通りにするか、予算通りにすすめるか、決めておくと迷わなくてすみます。

1. どのような目的で作るのか
2. どのようなホームページを作りたいのか
3. 予算はどれくらいかけられるのか

ざっくりと見たところで、「7-3　ホームページは自分で作った方がいい？　会社に頼んだ方がいい？」を見てみましょう。