お客さんの希望通りに作ってはならない!?

お客さんの要望を確認するのは、ディレクターの仕事ですが、小さなホームページ制作会社の場合、制作スタッフが直接やりとりすることもあります。もし、お客さんと直接やり取りするようになったら・・・

お客さんの要望通りに作ってはいけません。

この記事は「2020年10月16日」に書かれた記事です

お客さんの要望通りに作ってはいけない
と、聞いたらお客さんが怒り出しそうですが、「要望を聞くな!」という話ではありません。お客さんはホームページのことに関しては専門家(プロ)ではありません。(詳細は「2-22 お客さんはホームページの専門家(プロ)ではないことを忘れてはいけない」明日公開予定)

ホームページの専門家は、あなた(ホームページ制作者)であり、要望をかなえるためにより良い方法を知っているのも、探し出せるのも、専門家である、あなた(ホームページ制作者)なのです。

お客さんの要望をかなえることは大前提です

そのうえで、その要望をかなえる方法として、必ずしもお客さんの要望通りではない方がよいこともあるということです。お客さんが求めている内容を、よりよい形で実現することが制作会社の仕事であって、お客さんの要望通りに仕事をすることが仕事ではありません

時折、どうしてもこれを使ってほしいなど、お客さんに熱望されることもあります。
知り合いに聞いた、ネットに書いてあった、またはホームページに少し詳しい方が独学で勉強したなどの場合です。

言われた通り作ってもよいのですが、
それが本来の要望をかなえるために最善かどうかの判断は必要です。

  • お客さんの本来の要望は、その技術を使うことではなく
  • その技術で達成できる内容そのもののはずだからです。

もし、よりよい方法があるのであれば、
または、お客さんが求めている技術がほかの技術に干渉して問題を起こすことがあるなどの不具合が生じるのであれば、その理由をきちんと説明した上で、別の技術を提案することも必要です。

お客さん要望を1から100まで聞いているとホームページの中身が、混乱してしまうことがあります。ホームページを制作するにあたり、お客さんの要望や技術的なことを交通整理していくことも仕事の一つです。

松江ブログ(M2エムツー)

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