わからないことは聞いて、全部は聞かないで! この人、何、言っているの?

仕事をしていて、みんながみんな、とても親切で、聞きやすい環境でという人は恵まれています。いや、本来はそうあるべきなのですが、繁忙期などなかなか、そう穏やかにいかない場合もあります。

この人、何、言っているの?

と困ったケースに遭遇したことありませんか?

この記事は「2020年10月10日」に書かれた記事です

これ、わからないんです
・・・

とか

それ、ずっとやってない?
いや、わからなくて調べているんですけど。
わからないなら、聞きなよ

など。聞くなって顔したり、聞いてといったりどっちなの!?

という場面に出くわしたことありませんか?
出くわしたことがなければ幸せです。

出くわしたことがある! というあなた!
聞くポイントと、聞かない方がいいポイントをぜひ、抑えておきましょう。

いや、そんなポイントわからないし。
と思ったら、同じ場面に遭遇してしまいます。ちょっとした例を見てみましょう。(※ポイントの個人差はあります

聞くな、という顔をするとき

  • 1から10まで聞いてくるので、誰の仕事だよ、思っている。
  • かなり作業が立て込んでいて、時間がないときに、どうでもいいことを聞いてくると思っている。たとえば、トイレットペーパーどこにありましたっけ? など。
  • 頼んだ仕事をすべて確認してくる。自分でやったほうが早いと思っている。
  • 解決できないことを聞いてくる。それを聞く相手は私じゃないだろ、と思っている。

これ、実は裏を返せば超簡単に解決できます。

  1. 誰に何をきいたら、一番良いか、把握する
  2. 1から10まで聞けるのは、最初の1回のみ。と思って仕事をする。
  3. 時間のありそうな時に聞く
  4. 聞く準備を整えてから聞く

具体的に、ざっくりとみていきましょう。

1.誰に何をきいたら、一番良いか、把握する

聞く相手が一人しかいない場合は、選択できませんが、複数人のスタッフがいる場合、
誰に何をきいたら一番良いか、把握することです。

たとえば、JQueryで困っている、というときに、デザイナーに聞いても、答えは返ってきません。返ってくるかもしれませんが、コーダー、フロントエンジニアといった技術者に聞いた方が間違いありません。

もし、その相手に直接聞きにくい場合は(本来は直接聞くべきですが)、この人を通して聞くと確実、というキーパーソンを見つけておき、その人に相談することです。

2.1から10まで聞けるのは、最初の1回のみ。と思って仕事をする。

はじめてのことがわからないのは当然です。
しかし、

  • 次に似たようなことがあった場合は、半分は聞けるけど、半分は聞けません。
  • 3回目に同じようなことがあったら、1つ、2つは聞けるけど、それ以上は聞けません。
  • 4回目はおそらく嫌な顔をされるか、何度も聞いているよと注意されます。

最初に確認する際に、きちんとメモを取り、自分なりのマニュアルを作成しておきましょう。一度でわからなくても、3回聞けば、自分なりのマニュアルも完成するはずです。

3.時間のありそうな時に聞く

聞くタイミングは案外と大切です。
たとえば、パソコンを猛烈な勢いで叩いているときに、それ今じゃないとダメ? という質問されれば、嫌な顔をされます。意識が途切れてしまい、あ、どこまでやったんだっけ、とわからなくなってしまうことがあるからです。

緊急事態ではない場合、聞きたいことがあるのですがと、社内で使用しているツールで前もって確認しておくなどの、社内アポイントも重要です。もちろん、今大丈夫そうだな、というときは、今、いいですか? と話しかけても構いませんが、その聞き方だと、「何?」と聞かれてしまいます。

  • ○○で困っていて、今、聞いて大丈夫ですか、と要件を付け加える
  • 1分だけ良いですか、3分だけ良いですか、とかかる時間付け加えて聞いてみる

聞かれた方は、

  • その件なら今で大丈夫そうだ、
  • それは奥が深そうだから、この作業を片付けてからにしよう
  • 1分なら先に聞いたほうが良いか

など選択できるので、露骨に嫌な顔をされなくなるでしょう。

4.聞く準備を整えてから聞く

こういう状態なのですが、どう思いますか?

と丸投げして聞いてはいけません。もちろん、こういう状態に陥るまでの経緯を、質問された人が知っていれば別ですが、大抵は、聞いている人にとっては突然の質問です。

質問している本人の中では今までの経緯があり、ぶつかっている問題が何か、わかり切っていることですが、聞かれた方はすべてを共有しているわけでもなく、答えを出せるほどの情報を与えてももらっていません。

「どう思いますか?」のほか、「どうしたらいいでしょうか?」もアウトです。それ、私が1から考えるの? と怪訝な顔が出現します。

ではどうしたらよいのでしょうか。

  • 状況を簡潔に説明し
  • 自分なりの考えを伝え
  • その上で、自分なりに考えた対応方法を提示し
  • 答えを求めましょう。

あなたの答えで問題がなければ、それでいいんじゃない。と回答がありますし、
少し違っていたとしても、Bの方がいいけど、ここを少し変えた方がいいね。と答えられます。

丸投げしてしまうと、質問された人は1から材料を収集して、分析し、答えなければなりません。これでは、誰が仕事をしているかわからないので、眉を寄せられても仕方がない状態です。

状況の説明次第で結果が変わってしまうことがあるため、経緯を伝える場合は、簡潔に説明しましょう。長々と説明すると相手の時間を奪ってしまいます。聞く準備をしっかり整えてから、聞くことが大切です。

聞いて、と思っているとき

  1. 技術的にわからないことを、ずっと一人で悩んでいる
  2. 考えてもわからないので、放置している
  3. 指示がないと、放置している

こちらもざっくりとみておきましょう。

1.技術的にわからないことを、ずっと一人で悩んでいる

今は、わりとgoogle先生で検索するとなんでも教えてくれるので、まずは、googleで検索するということも多いかと思います(「2-32 もっとも必要なスキルは、google検索だった!?」近日公開予定)

とはゆえ、技術的な内容だったり、特殊なケースだったり、また、会社によってやり方が異なる内容など、検索しても答えが見つからないこともあります。そんなとき、1日、2日、1週間・・・と一人で考え続けているスタッフがいます。
※聞きにくい環境の場合は、特にこのケースが増えます。

一人で悩んでいる間はよいですが、周りがその事に気がついたとき、悩んでいても答えがでないなら聞いて、と思っています。

仕事の現場で、誰かが気がついてくれないかな、と思っていてはダメです。
基本的には、一人ひとり自分の仕事をかかえています。気が付かないからといって、その人を責めることはできません。気がついてほしいときは、気がついて、と声を上げればよいだけです。声を上げて無視されるようならば、その会社には見切りをつけましょう。

2.考えてもわからないので、放置しているとき
3.指示がないと、放置しているとき

2と3は、ケースは異なりますが、同じ「放置系」です。

時々、このケースに遭遇するのですが、放置しておいて、どうするつもりだったのだろう、と不思議になります。考えてもわからかないからと放置しておいても、いつかわかる時が来る、とは思えませんし、指示がないから放置しておいて良いというものでもありません。

放置して解決できる問題はないと、と腹をくくり、思い切って聞いてしまって、片づけてしまいましょう。

ざっくりと「何を言っているんだ、この人は」の態度を見てみました。矛盾があるようなことにも、実は、理由はあることもあります。とはゆえ、そういったことがなく、お互いがスムーズにできる職場でありたいものです。

悲

HOME > ホームページ制作 > ホームページ制作会社で働き始めた > わからないことは聞いて、全部は聞かないで! この人、何、言っているの?

ページトップへ