ホームページは、自分の「作品」ではない
ホームページのデザインをしていると、そのホームページに対する思い入れが強くなってきます。
自分が作り出したもの=自分
という感覚に陥りやすく、この感情はホームページを制作する上で邪魔になります。
一体どういうことか、見てみましょう。
ホームページのデザインをしていると、そのホームページに対する思い入れが強くなってきます。
自分が作り出したもの=自分
という感覚に陥りやすく、この感情はホームページを制作する上で邪魔になります。
一体どういうことか、見てみましょう。
この記事は「2020年11月11日」に書かれた記事です
こんなやり取りしたこと、ありませんか?
こだわりや自分が作ったものに誇りを持つことは決して悪いことではありません。しかし、持つべきところを間違えると仕事に支障を来たすこともあります。
主な問題点は下記の3点です。
何に対しても同じことが言えるかと思いますが時間をかければ、それだけ愛着もでますし思い入れも強くなってきます。
自分の作ったものに対して自分はいいと思っています。
それは当然です。
自分でいいと思っていなければ決して作りませんし、提出もしません。それは悪いことではありません。問題は、その部分に修正依頼があった場合です。
自分が作ったものに対して修正が入ると、なんだか自分を否定された気持ちなるという人もいると思います。私も最初の頃はそうでした。でもこれ、間違いです。
自分が良いと思うものを人もまた同じようにいいと思うかは別問題です。修正は、あなたを否定したのでなく、つくったものに対して修正を依頼したに過ぎません。もし
私の作ったものに修正が入った=私を否定された
と思うのであれば、この仕事はやめた方が良いでしょう。
万人を納得させるものは早々できません。
たとえば、自分だけではなく社内でも反応がよく、これはいいとなったとします。しかし、お客さんに確認したら「イメージではない」と一刀両断されることもあります。
デザインは好みがあるので、どうしようもありません。
自分が作ったものに強いこだわりを持っていると、
素直に修正できなくなってしまいます。何度も「この形に修正をしてください」と指示を出しても自分が作った形から抜け出せず、中途半端な修正を繰り返していくことも、よくあるケースです。
ホームページは、自分の作品ではありません。
ホームページはお客さんが今後、育てていく土台です。
基本的には自分が良いと思っているものを作りますが、完成したホームページはお客さんの要望を反映させたものでなけれなりません。
このホームページなら「黄色がいい」と思っても、お客さんが「赤がいい」ということもありますし、1カラムで格好良くしようと思っても、使いにくいから2カラムにしてということもあります。デザインは好みなどが反映されるため最初の頃は、
自分の制作したもの=お客さんの要望
にならないことがあります。
ベテランになった今でも上記のことはあります。
大切なことは、最終的にはお客さんが納得行くものを作ること。お客さんから修正依頼があれば修正が必要です。
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