ディレクターの話を鵜呑みにしてはいけない

大手のホームページ制作会社に限らず、小さなホームページ制作会社にもディレクターはいます。ディレクターの指示で制作をする場合、すべてを鵜呑みにしてはいけません。

え? ディレクターの指示で作るものなんじゃないの?

と思いますよね。基本はそうなのですが、ケース・バイ・ケース。
一体どういうことなのか、見てみましょう。

この記事は「2020年11月09日」に書かれた記事です

あ、これお客さん要望なんですけど、○○を使ってもらっていいですか?
仕様の追加か?
いえ、費用内での対応です
それ、相当時間かかるけど

お客さんとのホームページの仕様等に関する打ち合わせはディレクターの仕事です。ホームページ制作の依頼があった場合、必ず打ち合わせで仕様を確認します。しかし打ち合わせをしてきたディレクターで、制作のしやすさがガラリと変わることがあります。

  • 制作に詳しいディレクターの場合
  • 制作に詳しくないが、経験豊富なディレクターの場合
  • 制作に詳しくない新人ディレクターの場合

制作に詳しいディレクターの場合

ここでは、制作に詳しいディレクターを叩き上げのディレクター(技術的な制作をしてきたスタッフ)と仮定します。この場合、技術的なことも理解しているので、依頼された内容に大きなずれるがでることはありません。

  • こういう動きをしたんだけど、こういうの使える?
  • 使えなければ、他の動作でも良いんだけど

など、指示の中にも提案の余地が残っています。叩き上げのディレクターとはゆえ、制作を離れてしまった場合は、現在の技術を把握できいないこともあるため現場で判断ができる余白を残してくれます。

制作に詳しくないが、経験豊富なディレクターの場合

叩き上げのディレクターではないものの経験豊富なディレクターの場合、幅広くいろいろな知識を持っています。こういうケースではこれが使える。こういうケーではこうなりやすいなど頭の中に入っているため、お客さんの要望に対して柔軟です。

ときおり、起こることとしては「技術的にはできるけれど時間がかかる」というケースです。そんなとき経験豊富なディレクターの場合は、すでにそのことも織り込み済みで、お客さんとの話を進めており「追加費用がかかっても問題なし」という指示がでます。

経験豊富なディレクターは、さまざまなケースを想定してお客さんと話をしているため問題も起こりません。

制作に詳しくない新人ディレクター

要注意なのは、駆け出しのディレクターや制作畑ではないディレクターです。お客さんとの打ち合わせしてきたあと、突然の指示が来ます。

この動きをしたいそうなので、この技術使ってください

と指示してくることがあります。すべてを疑えといっているわけではないのですが、その技術がかなりの時間や技術力を必要とするときは、確認が必要となります。

  • 仕様的に制作費用内で対応できないとき
  • 技術的に無理が生じるとき(使うとほかのシステム部分に影響が出るなど)
  • 費用対効果が低いとき(費用に対する効果が得られない)

疑問に思ったときは、

  • かなり時間も技術も必要な場合、費用内での対応なのか
  • 追加見積もりでの対応となるのか
  • 何の目的で使うのか

確認してみましょう。このうち重要なのは3番目です。目的によっては、提案された技術でない方が費用もかからず、目的を達成できる可能性もあります。

依頼を受けた内容に対して、きちんと仕様を確認する

どのディレクターから指示をもらった場合も、また、お客さんと直接やりとりして指示をもらった場合でも、これをこうして欲しい。という指示のみで制作を進めるのではなく、

必ず、結果的にどうなればよいかを確認しましょう。

  • 技術的なことは制作担当の方が理解していますし、
  • 結果がわかれば手段は別の技術でもいいということもよくあります。
  • その場合は比較的全体に無理が出ない技術を使うのがベストです。
  • お客さんとしても、同じ結果が得られるのであれば、費用は抑えられた方がいいはずです。
松江ブログ(M2エムツー)

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