本とネットの活用方法

今は情報を得る手段はいくつもある。テレビ、新聞、雑誌、本、インターネット。私はネット系の仕事をしているのにアナログ人間で、情報を得るのはたいていテレビか新聞だ。勉強をするときはネットではなく本が多い。それも以前は絶対的に「本」派で、インターネットの文字は頭に入ってこないため、決まって印刷していた。

記事掲載日:2017.01.03(この記事は 2019.06.15に修正されました)

「何だ、よからぬものでも見ているのかと思えば、インターネットで調べものか」

「部長! あ、はい、この間、先方で言われたことでわからないことがあったので」

久重はキーボードの手を止め、部長の長谷川に視線を向けた。

「いい時代になったな。俺の若い頃とは大違いだ」

久重は意外だった。長谷川がそれを察する。

「俺の時代は調べものといえば、本だったからな。書店や図書館に通ったよ。それでもダメなときは自分の足で探した。今は専門的なことでも、インターネットで調べることができる」

「ちょっと驚きです」

長谷川の言葉に、久重が素直に言った。長谷川は「何がだ?」という顔を見せる。

「部長くらいの年の方だと本のほうがいいとか、新聞を読めとか、言うかと思っていたので」

長谷川が笑い、久重の肩を叩いた。

アナログ人間だったはずの私

時とは恐ろしいもので、アナログ人間だった私も、どちらにもいい面があるのだと思うようになった。

本のよいところは一冊の本の中に必要な情報が集約されている点。

膨大な情報の中から、特に必要なことや基礎的な知識、知っておいた方がいい個所がまとまっている点だ。自分自身で片っ端から情報を探し集める必要がないというのがいい。

インターネットのよいところは、一つ一つの内容について、より深く調べることができる点だ。

本でも調べることはできるが、専門書を何冊もそろえるとなるとそれなりの費用がかかる。その点、インターネットなら無料で情報を集めることができる。

知識を広げるときには本を読み、知識を深く下げるときにはインターネットを使うというのが私流だ。と偉そうに言わなくても同じように活用している人は結構多いんじゃないかと思う。

余談だが、私は本好きだ。
もっというなら本を読むのではなく、買うのが好きな人間。読むよりも買って満足してしまう。

漫画もよく読む。漫画に限って言えば、欲望に任せてどんどん買いたいのだが、本の悪い面は場所をとること。そして、増えれば増えるほど重いこと。以前、本の重みで押入れの床が半分抜けてしまい、家の床が抜け落ちそうになったことがある。それを思おうと怖くて欲望に任せて本を買えなくなってしまった。

いつか立派な書棚にすべての本を並べるのが私のささやかな夢。
いつかその写真をアップできるかなぁ。

松江ブログ(M2エムツー)

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