ドメインの「www」ってなんだっけ? wwwありなし統一

ドメインの取得時には考えなかったけれど、いざ、ドメインを割り当ててホームページを作ろうと思った時、

「www」って、いるんだっけ? いらないんだっけ?

と思ったことありませんか? 「www」はあったほうが良いのでしょうか。それとも、ない方が良いのでしょうか。

この記事は「2020年12月14日」に書かれた記事です

  1. 「www」ってなんだっけ?
  2. 「www」の設定時に忘れてはいけない「wwwあり・なし統一」

1.「www」ってなんだっけ?

wwwとは、World Wide Web(ワールド・ワイド・ウェブ)のことです。
wwwの歴史に興味がある方は、下記のサイトにかなり詳しく紹介されていましたので、このコンテンツでは割愛します。

https://www.internetacademy.jp/special/history.html

ホームページが世に広まってきた頃、「www」あり付きのURLが当たり前となっていました。「www」付きのURLこそホームページのURLというイメージがあり、www を付けないホームページが出始めた頃、「wwwがなくて大丈夫なの?」と聞かれたこともありました。

結論から言うと、現在では形骸化しており、なくても問題ありません。

ユーザーが利用する場合、ドメインは短い方がいいという点から現在では「www」を使用していないホームページもたくさんあります。ちなみに、このホームページにも「www」はつけていません。

https://d-matsue.net/

サブドメインを使う場合は残しておいたほうが、見た目をそろえることができます。
例)
www. d-matsue.net
blog. d-matsue.net

サブドメインについては、「3-2  今さら知っ得。ドメインの種類とサブドメインとディレクトリ」をご覧ください。

2.「www」の設定時に忘れてはいけない「wwwあり・なし統一」

「wwwあり」「wwwなし」どちらのドメインを選んでも、必ずやっておいた方が良い作業があります。それが「wwwあり・なし」を統一する設定です。「wwwあり・なし」どちらでもよいのですが、もしホームページ内に「wwwありとなし」が混在してしまった場合、別のURLとみなされてしまいます。

たとえば、このサイトであれば、
https://d-matsue.net/ なので「wwwなし」に統一しています。
もしhttps://www.d-matsue.net/ で公開していれば「wwwあり」に統一ということになります。

どちらも同じホームページな気がするけど

はい。これ同じホームページです。
しかし、SEO的には別のページと認識されます。

https://d-matsue.net/と
https://www.d-matsue.net/にアクセスがあった場合、SEOとしては統合した評価ではなく別々のページとして評価してしまうのです。

ちなみに http://d-matsue.net/ のSSLなしも別ページ(サイト)です扱いです

「wwwあり」と「wwwなし」が混在していることなんてある?

と思いますよね。
基本的に制作段階で「wwwあり」と「wwwなし」が混在しているということは、ほぼありません。混在してしまうことがあるのは下記のケースです。

  • リニューアルした際に「wwwあり」を「wwwなし」に変更した(または、その逆)
  • 直にドメインを入力してアクセスした場合
  • 別のサイトからリンク間違って「wwwあり」または「wwwなし」に設定されていた場合
  • 一部、絶対パスでリンクされている など

別のページとみなされるということは、SEOの評価が分かれてしまうことになります。それ、もったいないですよね。そんなことにならないためにも、必ず設定を行いましょう。

htacceessによるwwwあり・なしの設定

例)ロリポップの場合

https://lolipop.jp/manual/hp/htaccess-08/

# www無しのURLに統一
RewriteEngine On
RewriteCond %{HTTP_HOST} ^www\.hogemoge\.com
RewriteRule ^(.*) http://hogemoge.com/$1 [R=301,L]

# www有りのURLに統一
RewriteEngine On
RewriteCond %{HTTP_HOST} ^hogemoge\.com
RewriteRule ^(.*) http://www.hogemoge.com/$1 [R=301,L]

詳しい説明はググっていただくとして、ここでは基本的なポイントだけ抑えておきます。
RewriteEngine on

Apacheのモジュールであるmod_rewriteを利用するときに使う宣言文です。wwwあり・なし、いずれの設定をする際にもロリポップでは必要になります。※別の設定をする際もこの宣言が登場しますが、一度書けば二度目は書く必要ありません。

hogemoge\.com

設定するホームページのドメインを表記する部分です。
たとえば、https://d-matsue.net/の場合は、d-matsue\.net となります。
そのほか、hogemoge.co.jp のような場合は、hogemoge \.co\.jpのように「.」の前に「¥」を付けます。

エックスサーバーも書き方は同じです。

さくらインターネットの場合は少し異なります。

wwwありに統一

https://help.sakura.ad.jp/206054882/

# 初期ドメインに対して適用
RewriteEngine on
RewriteCond %{HTTP_HOST} ^(sakura\.example\.jp)$ [NC]
RewriteRule (.*) http://www.sakura.example.jp%{REQUEST_URI} [R=301,L]

# 独自ドメインに対して適用
RewriteCond %{HTTP_HOST} ^(example\.sakura\.ne\.jp)$ [NC]
RewriteRule (.*) http://www.example.sakura.ne.jp%{REQUEST_URI} [R=301,L]

なしの場合

レンタルサーバコントロールパネルの「ドメイン詳細設定 」にて設定

上記のように、同じ設定でも.htaccessの表記はサーバーによって若干異なることがあるため、設定の際は必ずサーバーのマニュアルを確認しましょう。

同じサーバーならすべて同じ記述というわけではなく、サーバー内の別プランでも異なる場合があるので注意が必要です。
松江ブログ(M2エムツー)

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