今さら知っ得。ドメインの種類とサブドメインとディレクトリ
突然ですが、この違いわかりますか?
- 独自ドメインを取得して複数のコンテンツを公開
- サブドメインを取得して複数のコンテンツを公開
- ディレクトリ(フォルダ)を切って、複数のコンテンツを公開

と思ったら、この機会にざっくりと覚えましょう。
突然ですが、この違いわかりますか?
と思ったら、この機会にざっくりと覚えましょう。
この記事は「2020年12月12日」に書かれた記事です
ドメインはホームページ上の住所です。ホームページを制作する際に絶対に必要なものということは、知らない人はほぼいないでしょう。特にホームページ業界で働こうという人で「ドメインって何ですか?」という人はいないと思います。
でも実は、ホームページを制作しているとドメインにもいろいろな種類があるということに遭遇します。まずは基本を押さえておきましょう。
インターネットが世に広まり始めた頃、「.com」のドメインが主流でした。
世界の誰もが取得できるドメインである「.com」利用していた人が多かったため、ホームページのドメインといえば「.com」という印象が強くありました。そのため「.jp」で取得しますか、という話をすると「.comじゃなくて大丈夫ですか?」とお客さんに聞かれました。
今ではかなり多くのドメインが存在するため、代表的なドメインのいくつかを紹介します。
世界のドメインシェアの約50%を占める最も利用者の多いドメイン。
もとは商業(Commercial)。商用に関わらず幅広い用途で利用されており、メジャーなドメインのため認知しやすい。
日本のホームページに利用できるドメインです。
「日本のホームページです」ということを強調できるため「.jp」ドメインを使う人も多いです。個人でも組織でも日本に住所があれば誰でも利用できますが、ドメイン利用料が「.com」よりも割高です。
日本国内で登記を行っている会社が利用できます。
「.jp」ドメインと異なる点は、「1企業につき1つしか取得できない」という点です。以前は取得の際に証明書等の提出が必ず必要でしたが、今は必要な場合のみ提出となっているようです。
〇〇財団や、社団法人、病院などのホームページで使われているのを見るかと思います。こちらは、財団法人、社団法人、医療法人、監査法人、宗教法人、特定非営利活動法人、特殊法人などが使えるドメインです。
1組織につき1ドメインの利用が可能です。
非営利団体が使用しているドメインです。
営利団体では利用できません。
高等教育機関(人国立大学・私立大学・専門学校など)や学校法人が利用できるドメインです。学校のホームページでよく使われています。
日本国内のサービス提供者によるネットワークサービスが利用できます。
個人または法人、どちらでも利用できますが、1サービスごとに一つのドメイン名となります。
代表者の印鑑登録証明書が必要になります。
上記のほかにもたくさんあるのですが、切りがないので代表的なところだけ。
「.biz」 | ビジネスや商用目的に特化したドメインネーム |
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「.info」 | キャンペーン情報や、ニュース情報など情報発信をするホームページに最適 |
「.net」 | ネットショップやインターネット関連の情報を取り扱うホームページに利用 |
「.tokyo」 | 東京を表す新しいドメイン。 東京都ににあるお店や企業、東京に関連したビジネスをしたホームページに最適。 東京以外からも取得可能 |
ドメインの取得、ドメインの設定方法については「3-1 ドメインの割り当てにディレクトリは、いる? いらない?」をご覧ください。
ホームページの規模が大きくなりコンテンツが増えてくると、基盤となるホームページから大きくなったコンテンツを切りはなして、サブドメインで運営することがあります。もちろん、最初からサブドメインを使用する形で制作を始めることもあります。
はい。サブドメインでもディレクトリでも、どちらもでOKですが、「どちらでもいい」といわれるとサブドメインを切ったほうがいいのか、ディレクトリを切った方が良いのか迷いませんか?
サブドメイン | 同一のブランド内(会社やサービス)で異なるテーマを扱う場合に利用 |
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ディレクトリフォルダ (サブディレクトリ) |
同一のブランドや同一テーマの中で、さらに細かくジャンルをわける場合に利用 |
このホームページではサブドメインを切っていませんが、もし使用するとこんな形です。
同じ「d-matsue.net」のドメインを利用していますが、ホームページとしては「別サイト」扱いになります。
こちらはまさにこのコンテンツの形です。
「d-matsue.net」ドメインに対して「homepage」というディレクトリ(フォルダ)を切り、コンテンツを特化させています。ディレクトで作成した場合は、「d-matsue.net」の一部として存在し、別サイト扱いにはなりません。
本来であれば、このコンテンツ(ホームページ制作)はMatsueブログのディレクトリとして扱うよりも、サブドメインで管理したほうが良かったのですが、あまり手間をかけたくなったことと、どれくらいの規模になるか予想がつかなかったため、ディレクトリとして作成しました。※将来分岐させる時が来たとしても困らないような作りにはしています。
さて、サブドメインとサブディレクトリの違いはわかりましたが、全く異なる内容のホームページを制作する際に、サブドメインを切ったほうが良いのか、ドメインを新たに取得したほうが良いのかという問題が残りました。
サブドメインか、サブディレクトリか、初めから選択できない場合は、サブドメインを想定してサブディレクトリとして制作するという流れがわかりやすいかもしれません。
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