お客さんはホームページの専門家(プロ)ではないことを忘れてはいけない
仕事をはじめて、しばらくたつと、仕事に少し慣れてきて社内で使っている用語を覚えてくるようになります。また、ホームページ制作の内容も覚え、だんだんと作業にも慣れてきます。するとお客さんに対しても、それらのことを「知っている」という前提で話してしまうということがあります。これ、アウトです!
下記の点を心にとめておくと、お客さんとのやり取りをスムーズに行うことができます。
仕事をはじめて、しばらくたつと、仕事に少し慣れてきて社内で使っている用語を覚えてくるようになります。また、ホームページ制作の内容も覚え、だんだんと作業にも慣れてきます。するとお客さんに対しても、それらのことを「知っている」という前提で話してしまうということがあります。これ、アウトです!
下記の点を心にとめておくと、お客さんとのやり取りをスムーズに行うことができます。
この記事は「2020年11月02日」に書かれた記事です
たとえば、お客さんに説明するときに、業界用語を使用していませんか?
業界用語でなくともネット用語に明るくない、お客さんもいます。同業者であれば通じるかもしれませんが、用語はできるだけ使用しないというのが大前提です。
と思うかもしれませんが、自分たちが建設現場の用語や、料理の現場の用語を知らないように、知らなくて当然のことはたくさんあります。
もしネット用語を使ってしまった場合、説明しておきましょう。聞いてくれるお客さんならよいですが、遠慮して聞けないお客さんの場合、モヤモヤがどこかに残ってしまいます。お客さんがネットの世界のことを知っていると思って話すことは、意識的にやめておきましょう。
無意識にしても、意識的でても、マウントを取る必要などまったくありません。わかりやすいことが大切です。
ホームページ制作においてどの部分に時間がかかり、どの部分に技術が必要かなど、当然お客さんは知る由もありません。
そのため、時折この費用感だとその要望は無理かもしれない、という要望があることもあります。そんなときは「いや、これはこの予算ではできません」と一途両断してはいけません。
この予算だと無理だなと思ったら、
どう検討しても、その動作が難しいという場合は、説明して納得してもらうしかありません。予算をかければできるのか、それとも予算をかけてもできないのか。内容にもよりますが要望は必ず何とかしなければならない、ということではありません。
この仕事をしていると、
など、型にはまっていくことが多くなります。常にホームページと接しているわけですから、操作方法についても詳しくなっていますし、初見で見たサイトでもある程度どのような作りで、どのように動作するのかなど、わかるようになります。
これ、実は落とし穴だと思っています。
実際にホームページを更新していくのはお客さんであり、そのホームページを見に来る人もホームページには詳しくない人です(中には詳しい人もいますが、ターゲットによっては、刷新的なホームページはは使い勝手が悪いこともあります)
そんなとき、お客さんが「ここがわかりにくい」と指摘した点は、ほかにも同じように感じる人がいる、ということでもあります。
たとえば、何気なく使っている「TOPへ」などの右端などに出現するボタン。
これをクリックすると上部に戻る、ということは、ホームページをよく閲覧する人や製作スタッフなどであれば、すぐにわかります。
しかし、ある日、「このボタンを押すと、トップページに戻るの?」とお客さんに聞かれたことがあります。確かに、そう思っても無理はありません。
Page topとなっていればページのトップということはわかりますが、TOPだけでは何を意味しているか厳密にはわかりません。ただ、そのボタンの出現一で感覚的にページのトップに戻る、と思っているに過ぎません。
また、PageTopでも不十分なときがあります。
それはパッと見でわかりくい場合や、そもそも英語が苦手な方など日本語でないとわからないという人もいるかもしれません。であれば、↑(上向きの↑の方がわかりやすいとうこともあります。)ページのデザインなどもあるため、一概にこれに決定とは言えませんが、ホームページのターゲットに合わせて変えることは必要かと思います。
上記は一例ですが、お客さんは日頃何気なく使用している表現の落とし穴を気づかせてくれます。
自分たちこそホームページの専門家なのだから従えというのではなく、日々、お客さんやエンドユーザー(利用者)の立場になって、どのような動作や表現がお客さんの要望をかなえ、より使いやすく、わかりすいのか、考える力とそれを落とし込める技術力を磨いていくことが大切です。また、それがホームページを制作する上での醍醐味の一つでもあると思います。
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