スケジュール管理できていますか? 

大手のホームページ制作会社の場合はスケジュールを管理するウェブディレクターが存在し、いつまでにこの作業を完了するなどのスケジュールを組み立てくれます。しかし、小さなホームページ制作会社の場合、制作の規模によってはスケジュールを管理する人がいない、ということも少なくありません。

では、自分でスケジュールをたてるにはどうしたらよいのでしょうか。

この記事は「2020年10月12日」に書かれた記事です

2-7 自分の作業時間、把握していますか?」でみてきたように、ホームページ制作にかかる時間はある程度決まっていますので、その時間を元に、全体のスケジュールをたててみましょう。

  • ホームページ制作の主な流れ
  • ホームページ制作のスケジュールの立て方

ホームページ制作の主な流れ

ホームページ制作のスケジュールを立てるには、まず、制作の主な流れを知ることが必要です。

  1. 見積もり
  2. 打ち合わせ
  3. 発注
  4. サイトの仕様を決定
  5. デザイン作成
  6. システム構築
  7. 公開

制作会社によって異なる部分や、もっと細かく決まっているなどの違いはあるかと思いますが、主な流れはおおよそ同じかと思います。この記事ではスケジュールを立てるときの考え方を「1例」としてあげるので、応用してもらえればと思います。

見積もり~発注までの段階は、ディレクターや営業担当んスタッフなど、別のスタッフが対応していることも多いともいますので、ここでは割愛します。

ホームページ制作のスケジュールの立て方

例えば、

  • 9月1日にホームページ制作が発注
  •  3ヶ月後の11月30日が納期(ホームページ公開日)
  • デザインの作成が必要
  • サイト全体としてはCMS(Wordpress)を利用
  • ページのボリュームは全体で、20ページ程度 だったとしましょう。

制作に必要な作業は下記になります。

  1. デザイン作成:ホームページのデザインを作成し、確定させる
  2. システム構築:コーディング(ラウザ上で見える形にするためにソースコードを記述)、CMS(Wordpress)などを設置して、テンプレート(テーマ)を作成。各種コンテンツページを作成
  3. 公開

上記の作業内容をもとに、スケジュールを立てます。
スケジュールを立てるとき、下記の3つのポイントを考慮しておきましょう。

  • スケジュールの期間にはお客さん側の確認作業も含まれている
  • 1発OKはない(修正が入る)という認識でスケジュールを立てる
  • できるかぎり前倒しする

1.デザイン作成

ホームページのデザインを作成し、確定させる

1日フルにその仕事に没頭できるという場合、それほど時間は必要ありませんが、小さなホームページ制作会社の場合、複数の案件を併用して作業していることの方が多いです。

人それぞれ作業内容に、得意・不得意がありますが、
おそくとも1週間~10日程度で第一弾回のデザイン案を提出し、
次の4~5日程度で修正の依頼を受け、さらに次の4~5日で修正と考えると、

デザイン確定まで3週間程度はかかることになります。

ただし、デザインを作成するページが、5ページ、10ページ分あるなどの場合は、もう少し期間が必要になることもあります。

2.システム構築

  • コーディング(ラウザ上で見える形にするためにソースコードを記述)
  • CMS(Wordpress)などを設置して、テンプレート(テーマ)を作成
  • 各種コンテンツページを作成

デザインが確定したら、コーディングし、CMSのテーマ作成等が必要になります。すでに原稿が用意されている場合は、同時進行ですすめることができますが、原稿が揃っていない場合は、催促しておく必要もあります。

コーディング(ラウザ上で見える形にするためにソースコードを記述)

コーディングが完了した時点での報告は、催促されていない限り不要です。
次の作業、CMS(WordPress)のテーマを作成し、ホームページのボタンなどをおしながら確認できる状態で、一度、報告を入れると、お客さんがホームページをイメージしやすくなります。(ここでは原稿が入っていなくてもOK)

この段階でシステム部分が完璧に完成している必要ありません。もちろん完成しているに越したことはありませんが、おおよそ確認できるレベルで問題はないでしょう。

次の作業の前段階として、何ページコーディングしておくかにもよりますが、約1週間程度を目途にしておきます。

CMS(Wordpress)などを設置して、テンプレート(テーマ)を作成

どれくらい込み入った内容になるかで、制作期間は変わってきますが、コーディングした内容をもとに、CMS(Wordpress)のテンプレート(テーマ)を作成していく作業もまた、一週間程度みておきます。

この段階では、必要に応じてプラグインなどを入れて、基本的なシステムを構築していきます。

各種コンテンツページを作成

サイトの土台ができたら、お客さんからもらった原稿を元にページを作り込んでいきます。この段階で、必要な動作に対して、プラグインなどを入れながら、ページを調整していきます。少し込み入った構築が必要であれば、時間がかかるかもしれません。ここでは、2週間とっておきましょう。

ここまでの作業で約2ヶ月かかりました。この間の作業の中には、お客さん側の確認などもあるため、かかる時間は前後してきます。多少遅くなっても吸収できるくらい余裕を持っておくと、焦らずに済みます。

順調に進めば、残りの1ヶ月ほどありますので
お客さんの確認や、細かな調整などをしていきます。

3.公開

公開の前には、最終チェックを行います。
作業段階で都度、ブラウザーによる動作確認などは行っていますが、完成した段階で、必ず最終チェックが必要です。細かく調整しいたことによりでてしまっている不具合や、ブラウザー感での表示、動作がスムーズに行えるかなどを確認します。

修正が必要になる可能性もあるため、公開前日ではなく、数日前に完成していると安心です。

ギリギリの期間でスケジュールを立ててしまうと、何か1つでもつまずくと間に合わないという状況を生み出してしまいます。おおよそ「納期x0.8」くらい前倒しする目安でスケジュールを立てておくと、修正や不具合など、予期してなかったことが起こっても吸収できます。

自分の作業スピードとの兼ね合いで、スケジュールがおしてしまうこともあると思います。最初はしかたがありませんが、徐々に誤差のない仕事ができるよう頑張りましょう。

松江ブログ(M2エムツー)

HOME > ホームページ制作 > ホームページ制作会社で働き始めた > スケジュール管理できていますか? 

ページトップへ