あなたが「生きにくい」性格だなと思うのは、どんなところですか?

私の「生きにくい」ところは考えごとが多いところだ。
人に言われるまで気がつかなかったが、ときおり確かにこの癖?は、「生きにくい」と感じることがある。だが「生きにくい」と思っていても、なかなかやめられない(直らない)。もしかしたら、それはそれで、気に入っているのかもしれない。

記事掲載日:2017.01.28(この記事は 2019.06.15に修正されました)

考えごと中毒

私は四六時中、何かを考えている。
おそらく、大抵は考えなくてもよいことを考えている。だが、考えることを止めることはできない。ちょっとしたこと、どうでもいいこと、生活に必要なこと、仕事のこと、テレビで見たこと、人から聞いたこと。

私の考えごとは、朝起きてシャワーを浴び始めたところからスタートし、夜布団の中で眠りにつくまで続く。

食事をしている間も、テレビを見ているときも、考えごとは続いている。とりとめない考えの中には、答えのないものもたくさんある。だが考え始めてしまったがために、是が非でも答えを見つけなければならなくなることもある。布団の中で考え始めてしまったために、数時間眠れないこともある。

そんな話をしたときに、人から「生きにくいですね」と言われた。

確かに、考えなくてもよいことで悩み、苦しんでいることもあるのだから、生きにくいのかもしれない。だが、回遊魚が泳ぎを止めたら生きていけないように、私が考えることをやめてしまったら私ではなくなってしまう。考えることは私の生活の一部であり、私自身でもある。意識的に「考えよう」と思って考えることの方が少ないので、考えを止めるというのはかなり難しい。

しかし、悪いことばかりではない。考えごとの多い人生にも、いいところはある。

いつも何かを考えているからか、ひょんなきっかけで解決の糸口がみるかることがある。それもまったく関係のない事柄から、別のことの解決策が見つかることもある。

たとえば仕事で壁にぶつかる、研究が行きづまる、勉強がはかどらないなど、ふらりと立ち寄った本屋、何気なくつけたテレビ、散歩中の草花、思いがけないところから、脱出するためのヒントを得た経験は、わりと誰にでもあるのではないだろうか。

それが偶然なのか、必然なのかはわからないが、そういう経験が人よりも多い気がしている。

  • 何か、勘のようなものが働き、本を手に取る。
  • チャンネルを変える。
  • 普段とは別の道を歩く。

そんなときは決まって、立ち寄る予定でもなかった本屋、見るはずのなかったはずの番組、普段は通らない道。

偶然のような出会いだ。だが、別の考え方もできる。

実は手に取った本は何でもよく、チャンネルを合わせた番組もほかの番組でもよく、歩く道もいつもと同じ道でもよかったのかもしれない。その日、その時、自分の中で固まりつつあったことが、本、番組、草花、それらの媒体を通し、整理され、あたかもそこからヒントを得たように感じただけかもしれない。

偶然舞い降りたのか、必然的に出会ったのか、都合のいいヒントを勝手に拾って集めただけか。そのことは問題ではない。いずれにしても、考えていた先に、ヒントを得たことに変わりはない。ヒントを見つけるには、その前提、悩みや考えごと、問題が必要だ。

私の考えごと中毒は、たしかに「生きにくい」かもしれないが、悪い面ばかりでないと思っている。

松江ブログ(M2エムツー)

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