見方を変えることができれば、ものごとは今とは違う方法に進んでゆく

毎日が息苦しいときは何かがうまくいってないときだ。
仕事、プライベート、または、その両方。とにかく何かにつまずき始めると、すべてがダメな方向へと流れてゆく。

記事掲載日:2018.09.19(この記事は 2019.06.15に修正されました)

そんな状態のとき、ある地下街を歩いていた。

人通りの多い地下街で、右側を歩けば人の流れに乗ってすんなりと歩いてゆけるはずが、周りが見えていない私はずっと左側の道を、人の流れに逆走していた。歩きにくさにイライラしながら、必死に前から来る人をよけて、黙々と前に進むことだけを考えて歩いていたのだ。

ほんのすこし周りを見て、ほんの少し右側にずれてしまえば、人にぶつかることもなく進めるはずが、前に進むことに必至で、そのことにすら気づかない。気がついても気持ちを切り替得ることができず、左の道を歩き続けている。

もし、このとき気持ちを切り替えることができれば、状況は打開できたはずだった。

だが、どうすれば気持ちを切り替えることが、見方を変えることができるのだろう。

すでに周りが見えず、自分の中に閉じこもった状態だ。
長年付き合ってきた自分の性格はよくわかっている。
簡単には考え方は変わらない。
まず、問題は何かを考えてみる。

私の場合、息苦しいときはたいてい“今”しか見えていない。

今、できなことが嫌
今、こうして欲しい
今、こうしたい
今、今、今・・・

今という視点ですべてのものごとを捉えてしまうため、次の瞬間には、まだ何一つできていないのか! とイライラを募らせている。

原因が自分でなければなおさらだ。
人は自分の思い通りに動かない。
思えば思うほどイライラする。
その人のためだと信じているから余計だ。

なぜやらない!と苛立ちが募る。

そう私はせっかちなのだ。
“今”起こっていることが、この先ずっと続いて行くといわんばかりに、どんどん悪い状況へ向かって突っ走ってしまう。

“今”がダメなら“明日”はどうか
“明日”がダメなら“1週間後”はどうか
“1週間後”がダメなら“1カ月後”はどうか
“1カ月後”がダメなら“1年後”はどうか

1年後ではもう手遅れ、ということもあるかもしれないが、たいていのことは解決できているのではないだろうか。物事によっては、“10年後”でもいいこともあるはずだ。問題によって時間軸を変えればいい。たとえ、自分にとって不都合で、よくない状態が今日、明日、3日、1週間と続いたとしても、1年、2年というスパンで見ればたいしたことはないかもしれない。

時間の捉え方を変えてみることで、見方が変えられることもある

もっとも私は気が短く、飽きっぽく、何をやっても続かない。身につけることは並大抵ではない。それでもやってみる価値はある。

明日には、「こんなことで変わるか!」ときれていなければ、1年後、10年後には、もっと穏やかな、イライラしない自分を手にできるかもしれない。

松江ブログ(M2エムツー)

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